ベルリン外食事情

ケバブ屋はトルコ人がやっている。
中華料理屋は中国人らしき人がやっている。
アジア料理と銘打ったところではタイ人らしき人が多く、
日本料理屋は日本人が多いが、そうでないところも多い。


ベルリンの外国料理屋の客はおおむねドイツ人なわけだが、
各国人がそれぞれの国の料理屋で働いていることが多いのが日本と比べての大きな違い。
例外は、マクドナルドやダンキンドーナッツぐらいだろうか?


以上が街でよくみかける外国料理屋なのだけども、この週末は久々の雪の降り積もったなかを住処の近場を歩き回って見つけたイタリア人のイタリア料理屋とインド人のインド料理屋に行ってきた。


ベルリンはドイツ中でもとくに物価の安い都市だということであったが、その中でも我々が住んでいる地区はさらに一段と物価が安い。
ベルリン中央部のデパ地下でコーヒー一杯2.5ユーロであったところ、このへんのちょっとした喫茶店では1.5ユーロぐらいまで下がる。食べ物系もだいたいそれに比例する。
先週末は、ウィーン在住の友人が遊びに来てくれたので、やはり近所のバーへ行ってビール数杯とカクテルと、ソーセージ系のつまみなどつまみながら3時間ほどいて、なんと合計12ユーロ。一人12ユーロじゃないですよ。合計。ふざけんな!という安さ。


昨日行った近所のイタリア料理屋では、スパゲティボロネーゼを二人で腹いっぱい食べて(一皿のサイズがでかいので一皿)飲み物なども飲んで合計5.5ユーロ。日本人の口に合うおいしい店だったが、この値段もふざけてるのかといいたくなるぐらいの安さ。(実際に、日本語でふざけんなと叫んでやった。カウンターの後ろのイタリア人うれしそうだった。うれしいのはこっちじゃボケ)


で、今日のインド料理もうまかったわけなんですけど、いろいろ頼んで食べてマンゴージュースなども含めて二人ぶん合計16ユーロ。ついでにライスと食後の口直しミニグァバジュースが無料サービスでついてきた。奈良のアジャンタに行くのと同程度で安いんだけど、昨日のイタリア料理の3倍の値段だったということに気づいて、ちょっと複雑な計算の結果。このインド料理屋は実はとても高級店だったのではないかという結論に至った。
(おふざけにならないでくださいませと日本語でつぶやいたところ、インド人ウェイターは静かに上品に笑っていた。)


円とユーロの交換レートがずんずん悪くなってくる今日このごろですが、ベルリンの物価の安さに助けられて暮らしやすい毎日であります。
以上、少しテンションのおかしい日常報告でありました。