新年の抱負のような話

かならずしも,新年にあたってひねり出すように考えたものではないが,
新年を迎えるにあたって手の内に抱いていた話をここに記録しておく.


キーワード的に言うなれば,こんなところだ.



  選択と集中

    すなわち,
      広い展望にもとづくスムーズなタスク切り替えと
        安定な状態保持にもとづく深い潜水
          以上2点の両立

      そのための生活デザインの工夫.


昨年はハッピーな一年であった.
第一にハッピーを振りまく人間に,多くの助けをいただいた.
第二に自分なりに自分や身の回りの人間がハッピーになるための工夫もいろいろ凝らして,それらも大筋では功を奏してきたと思う.


しかし,昨年一年をふまえた今はっきり言えることは,
人生で大事なものはハッピーだけではない.
ということだ.


人生で大事なものはそんなに多くない.
僕は二十代前半ぐらいまでの間は,きっとどこかにあるはずの「人生で最も大事なもの」をさがして歩き,これぞと思う度にその他の全てを捨てる極端さを発揮して人にあきれられたり感心(良い意味か悪い意味か不明だったが)されたりしてきた.


しかし人生で大事なものは決して一つではない.
二十代後半に入りそう思うようになってからは,工夫ということをするようになった.極端に走るのは工夫を怠ることと同義であったと反省もした.


ハッピーは大事なものだが,大事なものはそれだけではない.
「それは何か?」に対して,もやっとした確信が胸の裡にはあるが,
それを今の僕は言葉にできていないし,まだそうするつもりはない.
またそれを,人生(ライフ)デザインに実装するほどの確信ではない.
もうすこしスケールの小さな生活デザインにならば実装していくことができそうな気がしてきていて,
それが「選択と集中」,とくに「集中」という言葉に込めた真意である.


抱負のコトバのとおりのモノが僕の生活の中に現れ始めたら,
またここに丁寧に書いてみたい.