ゆびまわし体操について注意点

ここの日記を御覧の方々なかで興味を持ってくれた人が
多くいらっしゃるようなので、
ゆびまわし体操で良い効果を得るための
気付きにくい注意点、突き当たりやすい壁について
2点だけ選び出して書いておきます。


■1. 中指・薬指がまわらなくていやになる

指がうまくまわるかどうかが脳の活性度を反映している
などと言われると、うまくまわらないことが恐ろしいかもしれません。
なかなかうまくいかないから、やーめた、という理由でやらない人がいたら、
それはあまりにももったいないです。

まわらないものをなんとか工夫してまわそうとする
その過程にこそ意味があって、効果が上がるモトになっています。
のびしろがあってラッキーと思うべきです。
まわりかたが少しずつスムーズになっていく過程を自覚できると
俄然楽しくなってきますよ。


■2. 慣れてくると最初のころの効果が感じられなくなってきた。飽きちゃった

これはまわらなかった中指・薬指が多少スムーズまわるようになってきたぐらいの
ゆびまわし歴 1週間ぐらいの人が陥いる状態です。

できないことをなんとかできるように工夫する、
という状況こそが肝要です。そういう状況を作るためには方法があります。


1. 速度にこだわる。

親指から小指まで 20回ずつ右回し、
親指から小指まで 20回ずつ左回し、
というのを数えながら行い、
一分間に何回回せるか記録にとる。


2. 精度にこだわる。

ちょっとでもカスったり、指がはずれたりしたら数え直し
というルールで連続何回回せるか、
親指から小指まで記録にとる


3. 回数にこだわる

親指から小指まで 100回ずつ右回し、
親指から小指まで 100回ずつ左回し、
合計1000回ぐらい回す


1,2,3 のどれでもいいですが、
このぐらいやれば必ず何らかの副効用を感じられます。
逆に言うと、慣れていない最初のうちはともかく、
慣れてくると慣れたまま漫然とやってもあんまり効果が感じられなくなるようです。


例として私の話をします。
最初のうち精度にこだわってどんなにゆっくり回しても、
薬指連続回し3回(!)の壁が破れませんでした。
そのころは日中 5分くらいトイレに籠って薬指と格闘して
「うまくいかんものだ」
と出てきては、
「おおお、眠けが消えている! 頭が冴える! 頭の中の短期記憶領域が広い感じがする!研究がはかどる!」
とハイな気分になって喜んでいました。


最近では薬指が触れずに十数回ぐらい回るようになりました。
こうしてみるとなかなかの進歩ですが、
一方でちょっとまわしただけでは頭が冴えたりしなくなってしまっています。
実は同僚の T之内氏も、一週間ぐらいでこの状態に陥ったそうです。

1分を測るっていうのは準備が面倒なので
「カスらずに薬指 20回 まわせるまでやるのだ」とか、
「もっと速く、もっとカスらずに」と意識してやるとかしています。
スピードを上げるとものごとはなかなか難しくなって、
スムーズに動くはずの人差指でもつっかえがちになり、
工夫の余地が増えます。
そこをなんとかしようと指の姿勢とか力の入れかたとか意識状態とか
いろいろ工夫しているうちに、
気付いてみると脳全体の状態が良くなるようです。



さらに興味をお持ちの方は、本家提唱者の栗田博士の解説をご覧下さい
http://www.srs21.com/fingers/index.htm

1分間をきちんとはかって、記録をきちんと記録していくほうが
モチベーションの維持のためにも良いようです。
それから 上級者向けには 二本指を同時に使用してまわす、とかいう技もあるようです。
今のところ僕にはまだ必要なさそうですが。